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インターネットで遺産分割協議

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在米のユダヤ人はそんなことには一切こだわらないで「ホロコースト口座」の徹底解明を要求し、前連邦準備理事会議長のボルカー氏や著名な金融ストラジストのH・カウフマン氏を前面に出して戦う姿勢を強めている。
雑誌や新聞には書かれているのだが、これら休眠口座はずっと運用されていて、きちんとフィー(管理料)を取られているという。 これをまたアメリカのユダヤ人協会は、“あこぎなスイスの銀行”と非難している。

スイスの銀行協会はひたすら低姿勢を続けている。 これはスイス銀行にとって大きなダメージである。
スイス側はもっと早くこの問題を解決すべきであったと悔やんでいる。 このホロコースト(大量虐殺被害者)口座の問題は、スイスのプライペートバンキング業界にも今後影響が出てくるかもしれない。
プライベートバンクの合併、統合の話は商業銀行の分野と同じように、最近は国境を越えてすすんでいる。 例えば、アメリカのリパブリック・ナショナル銀行のスイス法人によるバンク・ユニの買収、SBCによるスタンダード・チャータード銀行のプライベートバンキング部門であるロンドンのアジア・パシフィック銀行の買収などである。
スイスの大銀行では、もう簡単に買収できるような手頃なプライベートパンクは見当たらないと言っている。 そんな矢先、三大銀行のトップのUBSと第3位のSBCが98年春を目指して合併するという大ニュースが97年の暮に世界を驚かせた。
実現のあかつきには運用資産は1兆3200億スイスフラン(約120兆円)となり、プライベートバンキングでも世界最大となる。 合併がプライベートバンキング部門とインベストメントバンキンク中部門で世界制覇を狙ったものであることは間違いない。
スイスには540行に及ぶ内外の銀行があるが、日本の銀行や証券系の子会社が撤退するので、少し減るかもしれない。 SBC等の大手銀行では系列のプライベートバンキング子会社は恒常的に収益を挙げており、特に97年はプライベートバンキング部門全体として銀行グループの利益の大半を稼ぎ出している。
大銀行は、いまや傘下のプライベートバンキング部門を“プロフィット・センター”(収益部門)としてさらに活性化することに決めている。 いま、プライベートバンクの多くが実行している内部改革は外部からは見えにくいが、その第一歩は収入」にかかるコストの徹底的な分析である。

これは前述の顧客の20%が全体の収入の80%をもたらすとする、伝統的な“20:80ルール”と呼んでいる分野である。 顧客層に関しては、より効果的な分類と分析により、銀行は最も利益の出る20%の顧客層、すなわち最も豊かな富裕層顧客に営業力を集中するのがベストである、と分かつた。
また、スタップの業務の専門化をすすめている。 顧客担当のマネージャーに既存顧客のケアーと同時に、新規開拓にも力を入れさせ、投資部門のマネージャーには資産運用に専念するように仕向けている。
投資運用部門は、情報技術の改善とともに近代的なポートフォリオ理論をとり入れるなど、ブアンドマネージャーのレベルアップに努めている。 資産の配分も規範的になされ、各顧客のリスクの特徴とポートフォリオの微妙な変化が正確に組み合わされるようになった。
これにより自信を得たスイスのプライベートバンクは、まるでロンドンのファンドマネージャーのように「株式市場」に関心を持つようになった。 ポートフォリオの株式の組入比率は大きく上昇している。
いまや積極運用のスイスのポートフォリオの資産配分はライバルのロンドンとあまり変わらない。 資産運用や投資信託のパフォーマンスも好調であった。
しかし、当時の(1997年頃)、「その理由の1つは疑いもなく、日本を除く世界の株式市場の活況にある。 このことを忘れてはならない」とあるプライベートバンクの会長は言っていた新しい投資技術を使いこなす優秀なスタッフを雇うことはいつの時代でもやさしいことではない。
ヘッドハンティングや引き抜きは日常茶飯事に行われている。 スイスのプライベートバンクが国際部門のトップにアメリカの投資銀行から人材を引き抜いたり、資産運用のベテランを英国の投資信託会社からスカウトしたり、という具合である。
特に優秀なファンドマネージャーと顧客をもつプライベートバンカーは引っ張りだこである。 「この部門の仕事を遂行する適材を獲得するのは非常に難しい。

そのために、海外まで人材を探しにいかねばならない」とスイスの銀行は嘆いている。 スイスの銀行は、200年の伝統とプランドを生かして、まだ参入していない国外のプライベートバンキング市場においてその力を発揮するにちがいない。
彼らが狙っている市場の1つが日本であることは間違いない。 アメリカの『フォーブス』という金持ちや企業家を対象とした月刊誌がある。
社長のフォーブス氏自身が億万長者である。 「フォーブス」(96年10月号)によると、世界には、95年で資産10億ドル(約1200億円)以上の大金持ちが388人(ファミリー)いるという。
94年は358人であった。 97年10月号によれば、96年では10億ドル以上の億万長者は59人増の447人になり、うち日本人は41人になるという。
95年に初めて登場した億万長者は23人いるが、うち華僑が12人を占める。 中国人の事業家としての実力や、金儲けのうまさを象徴しているようだ。
トップ10のうち、アメリカ人は3人なのに5人がアジア人である。 西武鉄道の堤氏の他に香港の中国人3名、韓国の現代グループの鄭氏等である。

アジアの経済の急成長が際立っているということの証明だろう。 表には出ないが、ロシアとインドには“隠れ億万長者”がかなりいるが、把握できない。
ロシアでは財産について「公私の区別がつかない」からという。 イギリス、カナダの億万長者は上位に入っていない。
イギリス人はお金や財産に執着しないのか、得意とする「信託」や「財団」に財産を移してしまったのか。 100年前であれば、世界の百万長者の半分はイギリス人であったろう。
メキシコやブラジルなど、ラテンアメリカでは国は“破産”に瀕することがあっても、個人の大金持ちは健在のようだ。 やはり、世界一豊かな国、アメリカの優位は揺がない。
2位ドイツ、3位日本は経済力からみると妥当なところか。 日本の37名が、ドイツに比べ少ないのは税制のせいであろうか。
「フォーブス」(97年10月号)で、は「世界の億万長者トップ200名(ファミリー)」が紹介されている。 トップはアメリカのビル・ゲイツで、資産はなんと4兆3680億円で、このところずっと第1位である。
日本人では堤義明氏がトップで9600億円、昨年の2位から17位に後退している。 円安の上に不動産と株式が値下がりしたからだろう。
国別、地域別に見てみよう。 アメリカが近年の経済の繁栄をパックに33%を占め、断然多い。
東南アジアの億万長者が急増地域別に見ると、アジア、特に東南アジアの増加が著しい。 東南アジアと南米はプライベートバンクの宝庫といわれるが、この数字からも推察できる。

これを91年の数字で比較すると歴然とする。 10億ドル以上の億万長者の数を91年と96年で比較すると次のようになる。

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